木曽駒ケ岳(2,956m)
定例山行
2019年7月21日
天候 曇り
メンバー:CLかっちゃん、SLホリー、ASメリーさん、ASとくさん、ともちゃん、よしこ、アジータ(記)
コースタイム
7/21
5:15菅の台バスセンター 路線バス→5:45しらび平着→6:00しらび平駅 ロープウェイ→6:07千畳敷駅→8:00宝剣山荘→9:00木曽駒ケ岳山頂→11:00宝剣山荘→12:15千畳敷駅 ロープウェイ発→12:23しらび平 路線バス発→13:30菅の台バスセンター
梅雨の谷間を縫って木曽駒ヶ岳の定例山行に参加してきた。土曜日の夜出発して前乗りし、朝一番のバスに乗り木曽駒ヶ岳を目指す計画だ。
4時半頃にはバス停に並んだが、既に50人ほどのバス待ちの行列が出来ていた。バス待ちは3車目で乗車出来たので上々のスタートだ。しらび平でロープウェイに乗り換え千畳敷カールへ。晴れにはならなかったがガスも抜けており南アルプスも見え、奥には富士山まで見えた。
木曽駒ケ岳に来るのは2度目だが以前は10月に来たので初夏の木曽駒ケ岳は初めてだ。初夏の千畳敷カールはお花畑だった。白い花や黄色い花、紫や紅色。メンバーのホリーさんに色々な花の名前、植物の由良や生態について教えてもらった。白く目立っていたハクサンイチゲにチングルマ、黄色いミヤマキンバイやミヤマキンポウゲ、紅色で普通のイワカガミより葉っぱが小さいコイワカガミ、岩の間から小さな白い花を咲かせているイワツメグサ、存在感があるコバイケイソウ、下向きが可愛いコマクサ、渋い色で匂いが臭いミヤマクロユリなどいろいろ教わった。
花を観察しながらゆっくりと八丁坂を乗越浄土へ向けて登って行った。ゆっくりとはいいながらもここは標高2,700mの高地。少し登るだけで息が切れる。胸が苦しい。平地や低山とは違うことを思い知らされる。宝剣岳を横に見ながら中岳を通過し木曽駒ケ岳山頂を目指した。木曽駒ケ岳山頂に着く頃にはガスも無く、西には御嶽山、東には南アルプスの山々、奥にひょっこりと富士山、北には穂高だろうか切り立った山並みが見える。南には宝剣岳の岩壁が、その奥には三沢岳までの稜線が列なっている。ここは別世界だ。空気が薄い影響もあるだろうか少しの時間ぼーと山頂からの風景を眺めていた。山頂を後にして来た道をピストンでもどっていった。下りは登りほど息は切れることなく降りていけるのだが、これも空気が薄い影響なのだろうか眠気が来たり、視野が狭まる感覚に襲われる。止まって少し休憩を取ると何でもないのだが、いつもより注意して降りることにした。下りの乗越浄土から千畳敷カールにかけての風景も素晴らしい。帰るのはもったいないと思ったが日帰り山行なので仕方なく千畳敷駅からロープウェイで木曽駒ケ岳を後にした。
今回の山行で木曽駒ケ岳の素晴らしさを再認識した。手軽に2,600mまで上がって来れるだけでなく山の魅力がいっぱい詰まった場所だということを。
★★花の写真はマウスを乗せると花の名前が表示されます★★